米国経済指標

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米国経済指標

為替変動があった! 為替レートが多く動いた!・・・・
こういう場合、原因のほとんどは「経済指標発表」にあります。 
短期的な為替変動を起こす原因は経済指標数値と思って良いでしょう。
07年8月の米国サブプライムローンでは米国住宅着工件数が大きく下回り、結果為替相場に大きな影響を起こしました。

ドル動向ドル円だけでなく、各通貨の動き、為替相場に影響があるのが米国の経済指標です。
米国経済指標は下記の項目があります。 なんだか多いですね・・・・・(笑)
しかし難しく考える必要はありません。 
一番重視されている数値は3つです。
雇用統計で発表される「失業率」、貿易収支、GDP速報値。
この数値を外資系ファンドはもちろん、投資家は意識しています。 
予想値と比べて発表値はどうか?で為替は変動するので、予想値と比べ大きな差異があった場合にはサプライズとして大きな短期的為替相場変動が起こります。

米経済指標
統計名発表元統計期間時期為替変動要因
GDP速報値商務省4半期毎月下旬経済成長率を示す景気のバロメーター
GDP成長率:上昇→ドル買い
GDP成長率:低下→ドル売り
設備投資調査商務省4半期該当4半期の最終月設備投資指標が上昇→ドル高
設備投資指標が下落→ドル安
ベージュ・ブック
(政策金利)
FRB-年8回開催のFOMCの13日前金利が上昇→ドル高
金利が下落→ドル安
ISM指数
(景気指標)
全米購買部協会月次毎月第1営業日指数が50を上回る→ドル高
指数が50を下回る→ドル安
雇用統計労働省月次毎月第1週金曜日雇用状態を示す指標、金利政策に大きく影響する。
非農業部門雇用者数増加→ドル買い
非農業部門雇用者数減少→ドル売り
小売売上高商務省月次毎月第2週小売売上高が上昇→ドル高
小売売上高が下落→ドル安
鉱工業生産指数FRB月次毎月中旬鉱工業生産指数が上昇→ドル高
鉱工業生産指数が下落→ドル安
消費者物価指数(CPI)労働省月次毎月中旬CPIが上昇→ドル高
CPIが下落→ドル安
貿易収支商務省月次毎月中旬アメリカの財政状況が分かる指標。
貿易収支が悪化→ドル売り
貿易収支が良好→ドル買い
住宅着工件数商務省月次毎月第3週住宅着工件数上昇→ドル高
住宅着工件数下落→ドル安

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重要な指標と為替動向

経済指標とは、各国の公的機関等が発表する、経済状況を構成する要因(物価、金利、景気、貿易など)を数値化したもので、経済の現状や過去からの変化を正確に把握できるものです。
為替相場は、その国の経済状況に応じて変化するため、経済指標は将来の為替レートの方向性を予測する上で非常に役立ちます。この経済指標には、為替相場に影響を与えるものが数多くありますが、その中でも米ドルが世界の基軸通貨であることから、特に「米国の経済指標」が注目されています。
実際に為替レートは、経済指標の数値結果によって大きく変動するため、為替取引をする際には、重要な経済指標の発表日時を把握し、為替レートの急激な変化に対応できるように準備しておくことが大切です。
なお、経済指標の数値は、金融機関やシンクタンクなどの専門家が予想を出し、それらをロイターなどの情報ベンダーが取りまとめ、事前にマーケット予想としてコンセンサス(市場での織り込み)が作られます。

経済指標(海外)

アメリカの経済指標を中心とした海外の経済指標は重要です。
為替相場を短期的に動かすのは経済指標であり、経済指標の予想値と発表数値により大きく為替レートが動くことは珍しくありません。特に重要な指標は「雇用統計で発表される失業率」「貿易収支」「GDP速報値」の3つです。
この3つの経済指標数値をチェックする事が重要です。